Xの「いいね」履歴を一括削除・非公開にする方法|2026年実務ガイド
この記事の要点
Xのいいね非公開化以降の仕様を整理。いいね履歴の確認方法、APIベースの一括解除、レート制限、第三者から見える範囲を解説します。
まずは実際の件数を確認するのが、削除の第一歩
「何件あるか分からない」状態から抜け出しましょう。X APIで正確な件数を取得できます。
見積もり確認後に決済するか決められるので、気軽に試せます。
件数確認と見積表示は無料。決済はその後に判断できます。
ただし「非公開=見えない」ではなく、投稿者本人やAPI経由では依然として参照可能な領域が残っている。
X(旧Twitter)で過去に押した「いいね」が気になり始めたとき、まず確認すべきは「いま誰にどこまで見えているか」です。 2024年6月の仕様変更で、Xのいいねは全会員一律で非公開になりました。 しかし非公開化は「履歴の削除」ではなく「表示範囲の制限」です。 自分の画面からは過去いいねした投稿が引き続き見えますし、X APIを使えばいいねの解除もプログラムで実行できます。
以下では、X公式のAPIドキュメントとプライバシーポリシーを引用しながら、いいね履歴の削除・非公開化の実務を整理します。
Xの「いいね」は2024年6月から全ユーザー非公開になった
2024年6月13日、Xは公式アカウントを通じていいねの非公開化を発表しました。
「今週は、プライバシーをより適切に保護するために、‘いいね!’をすべてのユーザーに対して非公開にします。」
出典: 時事通信(Xの「いいね非公開化」背景は◆渦巻く賛否、専門家が分析) https://www.jiji.com/jc/v8?id=202406likes-team(最終確認: 2026-06-19)
この変更で決まったことは3つです。
- 他人のプロフィールから「いいね」タブが消えた — 誰のいいね履歴も第三者からは閲覧不可
- X Premium有料会員でも公開に戻せない — 以前は有料機能として公開/非公開の切り替えが存在したが廃止
- 投稿の作成者は自分の投稿にいいねした人を確認可能 — 全件非公開ではなく「投稿者限定で可視」
つまり「いいね非公開」は「誰にも見えない」ではなく「他人のアカウントからは見えないが、投稿した本人には見える」という状態です。 この境界を理解していないと、「非公開にしたから安心」という誤った判断につながります。
2026年最新版:自分のいいね履歴の確認方法
非公開化以降、自分のいいね履歴を確認する方法は端末によって異なります。
スマホアプリ版(iOS/Android)
2026年5月のアップデートで、アプリ版Xでは「いいね」タブがプロフィール画面から「履歴」メニュー内に移動しました。
- Xアプリ左上のプロフィールアイコンをタップ
- サイドメニューから「履歴」をタップ
- 上部タブの「いいね」を選択
ブラウザ版(x.com)
ブラウザ版では従来通り、プロフィール画面に「いいね」タブが表示されます。 アプリ版とブラウザ版で表示場所が異なるのは、A/Bテストによる段階的なUI変更が原因です。 同じアカウントでもアプリとブラウザで表示が異なる場合がありますが、これは不具合ではなくXが段階的にUIを切り替えているための仕様です。
いいねを解除(削除)する具体的な手順
「いいね履歴を削除する」は、正確には「いいねを解除する(unlike)」操作です。 Xには「いいね履歴だけを削除して投稿は残す」という機能はなく、いいねの取り消しは投稿へのいいね関係の解消を意味します。
手動で解除する場合
- Xアプリまたはブラウザで自分のプロフィールを開く
- 「いいね」タブ(または「履歴」→「いいね」)を表示
- 解除したい投稿のハートアイコンを再度タップ
- 赤色が消えれば解除完了
この操作は即時反映されます。ただし、相手に既に「いいね通知」が届いていた場合、通知を取り消すことはできません。 素早く取り消した場合(数秒以内)は通知が表示されないこともありますが、タイミングに依存します。
X APIで解除する場合
X APIのUnlike Postエンドポイントを使用すると、プログラムでいいねを解除できます。
"Causes the authenticated user to Unlike a specific Post by its ID."
出典: X API Unlike Post https://docs.x.com/x-api/posts/unlike-post(最終確認: 2026-06-19)
このエンドポイントの利用には、OAuth 2.0認証と like.write スコープの権限が必要です。 パスワードを預ける方式のツールではこの権限を取得できないため、公式API経由のツールを選ぶことが前提条件になります。
X APIでいいねを一括解除する仕組みと制約
X APIには「全いいねを一括解除する」エンドポイントは存在しません。 いいねの解除はPost ID単位で行うため、大量のいいねを解除するには件数分のAPI呼び出しが必要です。
具体的な制約は以下の通りです。
- エンドポイント: DELETE /2/users/{id}/likes/{tweet_id}
- 認証: OAuth 2.0 User Token(like.write, tweet.read, users.read)
- 1件ずつの処理: バッチ解除APIは存在しない
さらに、解除対象のPost IDを特定するために、事前に「自分がいいねした投稿一覧」を取得する必要があります。 X API v2の GET /2/users/{id}/liked_tweets エンドポイントで取得可能ですが、 このエンドポイントもページネーション制限があり、全件取得には複数回のリクエストが必要です。
結果として、1,000件のいいねを解除するには、少なくとも「一覧取得のリクエスト数 + 1,000件の解除リクエスト」が必要になります。 この設計上、大量のいいね解除は時間のかかる処理になります。
いいね解除で注意すべきレート制限と凍結リスク
X APIには操作ごとのレート制限が設定されています。
"You can manage 50 Posts per 15-minute window for posting, deleting, and other POST operations."
出典: X API Manage Tweets Rate Limits https://docs.x.com/x-api/posts/manage-tweets/limits(最終確認: 2026-06-19)
いいねの解除もPOST操作に分類されるため、50件/15分の制限が適用されます。 1,000件のいいねを解除するには、最低でも約5時間(待機時間込み)が必要です。 この制限は手動でもツールでも同じです。「高速にいいねを削除できる」と謳うツールがこの制限を回避できるわけではなく、待機を自動化しているにすぎません。
凍結リスクについては、公式APIをOAuth 2.0で認証して利用する限り、いいねの解除が直接的な凍結理由になることはX APIの仕様上ありません。 ただし、非公式なスクレイピング方式やパスワードを預ける方式のツールはアカウント凍結のリスクがあります。 詳細はアカウント停止リスクの解説記事を参照してください。
第三者から見える範囲と見えない範囲
2026年現在、Xのいいねに関して「第三者から見える情報」と「見えない情報」を整理すると以下のようになります。
見える情報
- 各投稿の「いいね数」— 合計数は引き続き全員に公開
- 投稿の作成者自身 — 自分の投稿にいいねした人の一覧を確認可能
- Xの内部システム — 広告最適化やレコメンデーションに利用
見えない情報
- 他人の「いいね」タブ — 2024年6月以降、全ユーザー一律で非表示
- 自分の「いいね」タブ(他人の画面から) — 自分以外からはアクセス不可
- いいねした人の一覧 — 投稿のいいね数をタップしても一覧は表示されない
Xのプライバシーポリシーでは、いいねを含むユーザーのインタラクションデータがパートナー企業に提供される可能性についても言及されています。
"Your interactions with other users' content, such as reposts, likes, bookmarks, shares, downloads, replies, if other users mention or tag you in content or if you mention or tag them..."
出典: X Privacy Policy https://cdn.cms-twdigitalassets.com/content/dam/legal-twitter/site-assets/privacy-policy-2024-11-15/en/x-privacy-policy-2024-11-15.pdf(最終確認: 2026-06-19)
つまり、Xのプラットフォーム上では非公開でも、データとして外部に提供される経路は完全には閉じていません。 「非公開=完全非存在」ではない点は意識しておく必要があります。
いいね履歴の管理方針を決める基準
いいね履歴をすべて削除すべきか、それとも非公開のまま残すべきかは、目的によって判断が分かれます。
削除を検討すべきケース
- 就活・転職前にSNSリスクを下げたい
- 過去のいいねに炎上リスクのある投稿が含まれている
- アカウントの移行・退会前にデータを整理したい
非公開のまま残してもよいケース
- 第三者から見える範囲はすでに限定されている
- 自分の参考用としていいね履歴を活用している
- 削除による影響(通知の再送など)を避けたい
削除する場合は、事前にアーカイブを取得しておくことを推奨します。 Xのデータアーカイブ機能でエクスポートしたデータを確認してから削除範囲を決めることで、誤削除を防げます。
また、投稿の一括削除といいねの一括解除は別の操作です。 投稿を削除しても、その投稿へのいいね履歴は別途管理する必要があります。 投稿削除の手順はX 投稿 一括削除 2026|過去ポストを安全に全消しする実務手順で整理しています。
件数に応じた計画が削除の成否を分ける
100件未満のいいね解除なら手動でも対応可能です。 しかし500件、1,000件になると、手動では解除漏れや進捗の見失いが発生します。
X Deleterのような一括削除ツールは、レート制限の自動待機、中断からの再開、削除ログの保存を備えています。 まずは解除対象の件数を確認し、その件数に合った方法を選んでください。 所要時間の目安は所要時間の目安記事で確認できます。
いいね履歴の管理は「非公開になったから終わり」ではなく、自分の目的に応じて削除範囲を設計することから始まります。
よくある質問
X いいね 一括削除をするとき、最初に確認すべきことは何ですか?
削除件数、対象期間、待機時間の有無を先に確認すると、途中停止や想定外の料金を避けやすくなります。
大量削除で途中停止したら失敗ですか?
必ずしも失敗ではありません。X API の制限に合わせて待機しているだけのことも多いため、状態表示と再開条件を確認するのが先です。
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